発酵をめぐる言葉の意味と、切っても切れない酵母と乳酸菌【新宿で体質改善ならリラクゼーションサロンcahAyaへ】

腸活をしていくと、何度も出てくるワードが「発酵」「酵母」「乳酸菌」

 

腸に良いからたくさん摂取してくださいねって言ってます

 

 

本当はとっても身近なのにこの3つのワードを詳しく説明できる人ってなかなかいないんです

 

 

今日はそんな身近だけどあんまり知られていない事を少し書いていきますね

 

「酵母」や「乳酸菌」はあらゆるところに存在してる

『微生物』と呼ばれている「酵母」と「乳酸菌」

 

 

酵母の大きさは5~10マイクロメートルで多くが球体か楕円体。

乳酸菌は0.5マイクロメートルほどの球体、又は10マイクロメートルくらいの棒状です。

※人間の髪の毛の直径が60~80マイクロメートルほどになるので、とっても小さいことが分かります。

 

酵母も乳酸菌も、土の中や海水、植物の葉や実の表面、動物の皮膚や消化管など、地球上のあらゆるところに生息しているんです。

 

 

ぬか漬けは、野菜の表面に付着している酵母と乳酸菌の発酵で作られている漬物ですし、昔ながらの製法を守っているワインは、ブドウの皮や葉などに棲みついている酵母の働きによって作られています

 

『天然酵母』があるなら『人工酵母』もあるの?

発酵食品に関する情報を見ていると、よく『天然酵母』という単語を目にします。わざわざ「天然」と名付けているからには「人工酵母」もあるのでは?という疑問を持つ方もいると思いますが、天然酵母に対になる単語は『培養酵母』です。

 

 

『天然酵母』とは多種類の野生の酵母が自然に生息している状態。その中から目的に合った優秀な酵母を選び、工業的に増やしたものが『培養酵母』です。

例えるなら「養殖された酵母」といったところです。

人間がゼロから作ったわけでは無いので「人工」という表現ではないんですね。

 

パン作りを例に例えてみます。

パンの生地を膨らませるのに欠かせない「イースト」=「培養酵母」。

発酵力が強く、常に同じ品質のパンに仕上がるので、大量生産に向いています。

 

一方「天然酵母パン」。イーストではなく、野生の酵母を使っていて人気ですね。

様々な酵母や乳酸菌が混ざっていて、発酵プロセスが安定していない為、作るのに技術が必要で、個性的な味を楽しめるのも特徴です。

 

 

ちなみに乳酸菌を使った発酵でも、培養技術は使われています。たとえば、一般的に販売されているヨーグルトは、ほとんどが培養した特定の乳酸菌で発酵させています。(製品名に乳酸菌の名前を付けているヨーグルトもありますね)

 

 

 

そしてもう一つ気になるのが、酵素ドリンクに時折登場する「自然発酵」というキーワード。

これは多種類の天然酵母や天然乳酸菌が、自分たちの力だけでじっくり発酵をすすめていくというプロセスを、人間が辛抱強くサポートする製法。

 

工業的に増やした一種類の「培養酵母」を使用して効率よく発酵を起こさせた製品や、植物エキスに後から酵母を添加しただけの製品もあるので、それら商品とは区別して考える必要があります。

 

『酵母』と『乳酸菌』は発酵のパートナー

多くの生物は、他の生物と共に関係し合いながら生きています。

 

この仕組みは『共生』と呼ばれ、特に微生物にとっては重要です。

なぜなら、微生物の体の構造はとてもシンプルで、生物としての機能が限られているから。生きていく為に必要なのに、自分にできない事は他の生物にお世話になっているんです。

 

発酵の世界において、酵母と乳酸菌はとても相性のいい共生関係。

一緒に生きている酵母と乳酸菌は、自分では作れない栄養成分を互いに供給しあい、一緒にいることで雑菌から身を守っているのです。

 

そんな名パートナーぶりを証明してくれるのが、味噌や醤油、酢、酒、ワイン、キムチなど多くの伝統発酵食品に、酵母と乳酸菌の両方が存在しています。

 

 

つまり、酵母と乳酸菌がどちらも元気に繁殖しているのは、自然の摂理にかなった『良い発酵』というあらわれなのです

 

 

こんなお互いの出来ない事を補っていけるパートナーっていいですよね。

 

『酵母』と『乳酸菌』は人が生きていく為になくてはならない存在です。

 

積極的に良いものを摂取して、腸活に励んでくださいね

 

 

ayako