『便秘解消の為にセンナ茶が良いって聞きました』【新宿で体質改善ならリラクゼーションサロンcahAya】

便秘の改善、腸の健康を気にして、多くの方が腸セラピーを受けに来られています。

 

こんにちは。新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。

 

便秘が本当につらくて…でもあまり薬は飲みたくないんです。センナ茶が便秘の改善に効果があると聞いたんですがどうなんでしょうか?

 

こんな質問をたまにもらいます。中にはセンナ茶を飲んでいる方もいらっしゃいます。

 

 

センナはハーブの一種です。

ハーブって聞くと安全ってイメージがあるかもしれません。ですが、センナの場合は、医薬品として使われるほど強力なハーブの為、使用するには注意が必要です。

 

センナとは?

センナとは、アフリカ原産の植物でマメ科カワラケツメイ属です。2mに満たない常緑低木で、葉は5~7対の小さな葉と直径2.5cmほどの黄色い花を咲かせます。

 

使用部位は果実、小葉、葉柄、葉軸、茎で、日本には明治以降に西洋医学の薬物として導入されました。

 

薬用成分の「センノシド」を多く含んでいるため、日本では医薬品扱いとなっており、サプリメントや食品への配合は禁止されています。

 

センナの葉の部分を使った「センナ茶」は日本でも販売されていて、便秘解消効果が高いと言われていますが、腹痛や嘔吐などの副作用も見られるため、使用には注意が必要です。

 

センナには便秘解消効果があるの?副作用は?

センナに含まれているセンノシドという成分が、便秘解消に効果的と言われています。

 

センノシドは、胃や小腸では消化されない成分で、そのまま大腸に調達し、腸内に水分を流出させる働きがあります。

 

 

水分が腸内に流出し、便を柔らかくする効果に加え、腸内細菌によって分解され、レインアンスロンという成分に変わります。そのレインアンスロンが大腸を刺激することで、排便を促す効果があると言われています。

 

 

センナは効果が強く、排便の際に強い腹痛を感じる事がある為、妊娠中の方は飲む事が出来ません。また、高齢者や子供の服用も避けた方が安全です。

 

 

主な副作用としては、

・腹痛

・全身倦怠感

・動悸

・吐き気、嘔吐

 

等があります。そして、長期的にセンナ茶を飲み続けることで、大腸を刺激に慣れさせてしまう効果があります。

 

便は腸に刺激を与え、蠕動運動が起きることで腸管が伸び縮みして便を排出します。

 

ですが飲み続けることにより、刺激に慣れてしまう事でどんどん自分から蠕動運動をしなくなってしまいます。

 

 

このように蠕動運動を起こさなくなり、腸が伸びきったゴムのように伸び縮みできなくなってしまうと、大腸黒皮症、別名大腸メラノーシスという治療に大変時間のかかる病気になってしまいます。

 

大腸メラノーシスって何?

大腸メラノーシスとは、アントラキノン系の大腸刺激剤を長時間飲用することによって起きる病気。

 

センナ以外にも、ダイオウ、アロエなどが引き起こす可能性があると言われていて、この3種類を順番に飲んでいるのは長期服用じゃないと安心してしまっている方は注意が必要です。

 

アントラキノン系の成分をずっと飲んでいることにより大腸にメラニン色素の沈着が起こり、腸管の中に張り巡らされた神経細胞を減少させてしまいます。

 

 

神経細胞が減少することにより、刺激に対して鈍感になってしまいます。

 

ハーブだから大丈夫と、毎日服用してしまうと4か月ほどで大腸メラノーシスを生じさせ、断続的でも9~12か月で生じてしまうと言われています。

 

 

大腸メラノーシスは大腸がんとも深い関係を疑われている症状で、弛緩性便秘(腸が緩んでしまって便を排出する力が無くなってしまう症状)や、巨大結腸症(腸がたるんでしまい、便を溜め込むようになってしまう症状)の原因となってしまいます。

 

副作用は他にも…

センナ茶は、腸に急に水分を流出させることにより内容物を流しだしてしまうため、まだ吸収されていなかったミネラルも一緒に流しだしてしまいます。

 

そうなる事で、大腸からミネラルを吸収できなくなり、体内のミネラルバランスが崩れてしまうのです。

 

 

そして、授乳中の時にお母さんがセンナ茶を飲むと、赤ちゃんがセンナの成分の含んだ母乳を口にすることになる為、下痢を引き起こす可能性があります。

 

 

センナの成分が母乳に移行するのはほんのわずかだと言われていますが、赤ちゃんの月齢や体質によって成分の効果が出るかどうかも個人差があります。

 

赤ちゃんの内臓は刺激に弱く、下痢を起こした場合は急な脱水症状に陥る事もあります。

 

その為、授乳中の時はなるべく避ける方が良いと思います。

 

 

また、センナ茶を始め、ダイオウやアロエなどのお茶には腸に依存性をもたらします。

 

人は1日成人で食事で摂る水分を含めて2.5Lの水分を摂取すると、大腸から便を理想の柔らかさで排泄することが出来ると言われています。

 

 

薬を飲みたくないと言っていたのに、医薬品の成分が強いお茶を飲んでいるのでは、あまり変わりません。

 

便秘を改善するのであれば、しっかりと腸の働きを高め、水分を摂り、腸に良い食事を心がけることが一番なのではないでしょうか?

 

 

cahAyaのバウエル腸セラピーでは、腸の自然治癒力を高め、元の働きを取り戻すお手伝いをしています。便秘はてっとり早く、即効性ではなく、しっかりと腸の働きを本来の力に戻していく事が大切です。

 

今すぐにどうにかしたい!!は逆に腸に負担をかけている可能性がありますので気を付けてくださいね。

 

 

ayako